小児科

【教えてドクター】任意接種?定期接種?打ち忘れ? 予防接種のココが知りたい!

予防接種のココが知りたい!

それぞれの年代に合った予防接種をすることが大切!
かるがもクリニックの院長 小児科医の宮原篤先生が、ゲンキのモト読者から寄せられた予防接種に関する疑問に答えてくれました!

ワクチンのお悩み〈赤ちゃん編〉

予防接種って種類が多くてよく分からないわ!

Q:任意接種も定期接種も全部打った方がいい?

A:かかればどれも恐い病気!ワクチンで予防しましょう。

定期接種は、国が定めた期間内であれば無料で接種できます。
一方の任意接種は、自費(自治体により助成あり)で、打つかどうかは保護者の判断に任されています。
しかし、重症化すれば命にかかわる病気ばかり。予防接種することをお勧めしてます。

これはハズせない!3つのワクチン

ロタウイルス

コレでうつる! 便、嘔吐物
感染力が強く、冬から春に流行!
感染すると ●激しい嘔吐、下痢
●脱水症状
●脳炎、脳症

おたふくかぜ

コレでうつる! 咳、くしゃみ
幼稚園、保育園での感染大!
感染すると ●耳の下の腫れ
●発熱、頭痛
●難聴の後遺症

B型肝炎

コレでうつる! 唾液、汗、涙
保育園で感染するケースもあり!
感染すると 3才未満では生涯治療が必要になる場合も!

※B型肝炎ワクチンは、2016年10月1日から定期接種となりました。

ワクチンのお悩み〈ママ編〉

第2子を考えています

Q:授乳中でもMRワクチンは打てる?

A:はい、打てます!

妊娠初期に風疹に感染すると、お腹の赤ちゃんが障がいをもって生まれてくることも。
風疹はMRワクチンで予防できます。
妊娠中はワクチンを打てませんが授乳中は接種可能です。

宮原先生
宮原先生
風疹は男性からうつるケースも多いので男の人もぜひワクチン接種を!

【風疹】1979年〜1987年生まれの人は要注意!

子どもの頃に予防接種の機会がなく、免疫を持っている方が少ない世代です!(特に男性!)ぜひMRワクチンで予防してください!!

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ワクチンのお悩み〈小学生編〉

打っていないワクチンもあるわ!

Q:日本脳炎ワクチンを打っていません。

A:今からでも打つことができます!

医学的には問題がなかったにも関わらず、過去に積極的推奨が一時差し控えられていたため、打ち漏らした子が多いです。
第一期接種は7才5ヶ月までですが、特例措置でそれ以降の子でも打つことができます。

宮原先生
宮原先生
ワクチン接種回数を母子手帳で確認しましょう!

1995年4月2日〜2007年4月1日生まれの子は無料で接種できます!

特例措置として、過去の見合わせ期間中に接種対象だった1995年4/2〜2007年4/1生まれの子は20歳未満で日本脳炎の定期接種が受けられます。

日本脳炎ってどんな病気?

日本脳炎ウイルスに感染した豚の血を吸った蚊を媒介してヒトに感染します。
感染すると、約100〜1000人に1人が脳症を発症!
脳症を発症した人のうち15%が死亡するといわれています。
ワクチンで防げる病気なのでぜひ予防を!

赤ちゃんのときになかったワクチン。小学生も今から打つべき?

ヒブワクチン

導入時期 2008年12月(2013年定期化)
対象年齢 生後2ヶ月〜4才

小児肺炎球菌ワクチン

導入時期 2010年2月(2013年定期化)
対象年齢 生後2ヶ月〜5才(※1)

(※1)5才以下で13種ワクチンを未接種の子は、追加で1回接種しましょう!

ロタウイルスワクチン

導入時期 2011年11月
対象年齢 生後2ヶ月〜7ヶ月半(※2)

(※2)生後14週6日までに1回目を接種する必要があります!

これらのワクチンは、乳幼児にとって重篤になる病気を予防します。
成長して体が強くなった小学生は重症化のリスクが低く、接種は不要ですが、逆に赤ちゃんは早期に打つべきワクチンです!

宮原先生
宮原先生
予防接種の疑問はかかりつけ医に相談しましょう

ワクチン接種の基本ルール

予防接種をせず、病気になって症状が重くなり後遺症が残ったり、命がおびやかされたりすることも。そうならないためにも予防が一番! 安全で確実な方法が予防接種です。

任意接種も必要です

任意接種でも、重い後遺症を残したり、死亡したりする病気を予防できます。

ワクチンデビューは生後2ヶ月の誕生日から

0才のワクチンは種類、接種回数が多いので、スタートダッシュが肝心。

かかりつけの小児科で接種しましょう

母子健康手帳をもとにスケジュールなど相談にのってくれるところがおすすめです。

同時接種を取り入れる!

いつも体調がよいとは限らないので同時接種を取り入れましょう。

ワクチンによって接種の間隔が違います!

●生ワクチン

生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたものを接種して、病気にかかった場合と同じように抵抗力(免疫)をつけようとするもの。
★27日の間隔を空けよう

●不活性ワクチン

最近やウイルスを殺して毒性をなくし、抵抗力(免疫)をつけるのに必要な成分を取り出してワクチン化したもの。
★6日の間隔を空けよう

実際の接種スケジュールについては、かかりつけ医と相談しましょう!