小児喘息は「早期発見・早期治療」が効果的!
もしかしたらと思ったら、早めに小児科医に相談しましょう!
小児喘息について、千葉医院の院長 千葉隆先生にお聞きしました。
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優しいお人柄の先生です☆リラックスして診療してもらえます!(千葉医院)|ゲンキのモトのお医者さん
Q:喘息には前ぶれがあるの?
A:はい、あります。小さなサインを見逃さないで!
喘息になる子どものうち、60%以上が2才までに、95%近くが6才までに発症します。
ある日突然発作がおきて、「喘息になってしまった ! 」 と感じるパパママが多いかもしれませんが、実はさまざまな前ぶれ症状がおきています。
たとえば、こんな症状ありますか?
- 食物アレルギーがある
- 治りにくい湿疹がある
- 朝と夜に、くしゃみ、水っぽい鼻水、鼻づまりがみられる
- パパやママにアレルギー体質がある
(子どもの喘息のほとんどはアレルギーが関係しています) - 運動すると咳込んだり、ゼーゼーと息が苦しくなる
- 日中は元気でも、夜から明け方にかけて「ゼロゼロ」「ヒューヒュー」して、ひどい時は咳込んで目が覚める
- 布団の上で遊んだり、ホコリや煙を吸うと咳が出て息が苦しくなる
Q:子どもの「ゼロゼロ」、喘息? ふつう?
A:小さな子どもは気道が発達段階のため、タンがからみやすい傾向にあります。
そのため、特に病気でなくても「ゼロゼロ」しやすいもの。
こうした音がしたからといって即「喘息」というわけではありません。
気になる時は小児科医に相談しよう!
千葉先生
次のような症状が反復してある場合は一度受診してみましょう
- カゼをひいた後、数日から数週間も鼻水、咳、「ゼロゼロ」「ヒューヒュー」が続く。
- 熱がなく元気なのに、「ゼロゼロ」「ヒューヒュー」の症状がある。特に夜にひどくなる。
喘息発作の原因は?
正しい治療を続ければ、約60%は大人になる前に喘息発作がおこらなくなると言われています。治療とともに、身の回りの原因を取り除いて、発作がおきない生活を目指しましょう!
喘息発作を引きおこす原因
アレルゲン
- ダニ・ハウスダスト
- 動物の毛・フケ
- 花粉(ブタクサなど)
- カビ
気道を刺激する因子
- カゼのウイルス
- タバコの煙
- 排気ガス
- 花火の煙
千葉先生
「悪天候」「急激な気温低下」「激しい運動」も気道を刺激する因子となります。
掃除や布団干し、換気で原因の除去を心がけましょう!
喘息発作を引きおこすのは、アレルギーの原因となるアレルゲンと、気道を刺激する因子の2種類です。
特に原因アレルゲンの約9割は、家の中にいる「ダニ」「ハウスダスト」と言われています。
お部屋の環境を見直すことも喘息治療には大切です。