ドクターコラム

子どもの食事どうしてる?料理研究家と小児科医がすすめる簡単&栄養満点“だし“献立!

家事のなかでも、毎日の献立を考えるのって本当に大変ですよね! そうは言っても、「子どもには栄養のあるものを食べさせたい」「ちゃんと手作りしてあげたい」と考えてしまうのが母心。今回は、そんな悩めるママ達に解決のヒントをくれた、料理研究家のもりくみこさんと、小児科医の工藤紀子先生による食育セミナー(株式会社アンファー主催)の模様をレポートしたいと思います♪

教えていただいたのは!
料理研究家 もりくみこさん

料理研究家 もりくみこさん

2児の母。SNSやクックパッドなどで幅広く活躍中のブロガー・料理研究家。シンプルで誰もが作れる安心レシピが人気。

小児科医 工藤紀子先生

小児科医 工藤紀子先生

日本小児科学会認定小児科専門医、医学博士。都内クリニックで年間1万人の子ども達の診療を行う。著書に「離乳食は作らなくてもいいんです。」(時事通信社)。2児の母。

ママの気持ちを軽くする「とらわれない」献立作り

ママの気持ちを軽くする「とらわれない」献立作り
「日本のママは、とかく毎日の献立作りに過度のプレッシャーを感じがち」と語るのは、料理研究家であり2児のママさんでもある、もりくみこさん。
頭の片隅にいつも「ファーストフード禁止」「カップラーメン禁止」「絶対に手作り」「一汁三菜の献立が必須」なんていう呪いのような言葉があって、私たち自身が追いつめられていませんか? でも、それって絶対にそうじゃないといけないものでしょうか?

ファーストフードやカップラーメンで子どものお昼を済ませたら母親失格?
おかずを何品も手作りしないと家事をサボっている?

いいえ、そんなはずはありませんよね!!

体に良い食べ物でも無理をして食べていたら、消化できずに良い栄養にはなりません。「◯◯しなきゃ」「◯◯してはダメ」そんな我慢や縛りばかりの食卓よりも、「自分や家族が心地よいと思える食事こそが、本当に体に良いもの」と、もりさんはアドバイスします。そして、「こだわるけど、とらわれない」がモットーの、もりさん流食育ポイントは次の通り。
もりくみこ流の「食育」とは
毎日の食卓は、このたった三つのポイントを押さえるだけOK! これなら肩肘張らずに食事作りを続けられそうです♪

そして、子どもの成長に必要な栄養素を、簡単にバランスよく摂取できる食品として注目されているのが、天然素材100%の「だしパック」だそう。
だしには必須ミネラル・アミノ酸・タンパク質が豊富に含まれ、体内への吸収が良いという特長があります。さらに、小さなうちからだしの旨味に接することで、子どもの味覚を育むというメリットも!

いつもの顆粒だしを「だしパック」に変えるだけで、栄養バランスの整った献立に仕上がるのなら、忙しいママが取り入れない手はないですね!

足りてる?子どもの成長に欠かせない「亜鉛」

足りてる?子どもの成長に欠かせない「亜鉛」
続いては、子どもの成長発達に必要な栄養素について、小児科医の工藤紀子先生にお話を伺いました。

子どもの成長に欠かせない栄養素には、タンパク質やカルシウム、鉄、ビタミンDなどなど数多くありますが、今回は「亜鉛」に着目したお話です。「亜鉛」というとあまり耳馴染みのない名前ですが、子どもの成長にとって、じつは非常に重要な栄養素だったのです!!

亜鉛の体内での働きは次の通りです。
亜鉛の役割
このように、身長、免疫、味覚の鍵になるのが「亜鉛」です。体を大きく強くするために欠かせない栄養素と言えるでしょう。

もし亜鉛が不足すると、体に次のような症状が現れます。

<亜鉛欠乏の症状>
□風邪をひきやすくなる □傷が治りにくくなる □濃い味を好むようになる
□口内炎を繰り返す □脱毛が起きる □皮膚炎が治らない □貧血になる
□食欲がなくなる □身長が伸びなくなる □体重が増えなくなる

亜鉛は体内で作ることができないため、食事から小腸を通じて摂取する必要があります。また、便や尿、汗などから排泄されてしまうため、運動部などでたくさん汗を流す子ども達は、知らず知らずのうちに亜鉛不足に陥ってしまう危険もあるそうです。
体が大きくなる成長期は、亜鉛の需要も高まるため、特に積極的に亜鉛を含む食品を摂るようにしましょう。

<亜鉛を多く含む食品>
・牡蠣 ・牛肉 ・豚肉 ・レバー ・卵黄 ・煮干し ・チーズ ・カカオ

亜鉛は小腸から吸収されると前述しましたが、その吸収率は約30%と実はそこまで高くありません。そこで注目されるのが、亜鉛の吸収を助ける「ソヤサポニン」という成分です!

ソヤサポニンは味噌に含まれる成分として知られています。そのため、例えば先ほどの亜鉛を多く含む食品(牡蠣、牛肉、豚肉、レバー、卵黄、煮干し)を味噌汁の具として取り入れることで、効率良く亜鉛を吸収することができます。
亜鉛不足の対策
亜鉛を豊富に摂取できる味噌汁に、天然100%の「だしパック」を使用することで、より栄養バランスの取れた一品が叶いますね!

栄養バランスを考えるなら、毎日の”おだし”から見直そう!

栄養バランスを考えるなら、毎日の”おだし”から見直そう!
最後に、もりさんと工藤先生が監修された、天然素材100%の「なないろ栄養おだし」についてご紹介しましょう。
なないろ栄養おだし
なないろ栄養おだしは、「いわしの煮干し」「かつお節」「むろあじ節」「昆布」「しいたけ」の、厳選された5つの国産素材だけを使用した100%無添加のだしパックです。
なないろ栄養おだし3つのポイント
栄養も豊富で、筋肉や血液をつくる「タンパク質」、脳や神経を構成する「DNA」、血液を作り頭や体の持久力を維持する「鉄」、味覚を育て体を守る「亜鉛」、強い骨と歯を作る「カルシウム」、骨の健康を維持する「マグネシウム」、骨を強くする「ビタミンD」が含まれています。

簡単手軽に使えて栄養満点のだしパックは、忙しいママの食事作りの心強い味方になりそうですね!!

おだしを使った美味しい簡単アイデアレシピ!

おだしを使った美味しい簡単アイデアレシピ!
ないろ栄養おだしは、実はだしを取る以外にも、さまざまなお料理で重宝します! もりさんが考案された、栄養満点の美味しいアイデアレシピを一部ご紹介しましょう♪

●手作り栄養ナゲット

(出来上がり量:340g 18個)
・鶏むね肉…300g
・卵…1個(卵アレルギーの方は豆腐で代用可。豆腐の場合は50g)
・小麦粉(または米粉)…大さじ2
・なないろ栄養おだし…1袋
・マヨネーズ…大さじ1
・塩…小さじ1/3
・黒こしょう・ナツメグパウダー…少々

(作り方)
1. フードプロセッサーで鶏むね肉をミンチにする。
2. ボウルに材料をすべて入れ、手でもむようにして粘りが出るまでよく混ぜる。
3. フライパンに油を1cmほど入れ、中火にかける。ナゲット型に両手にまとめて、熱した油の中に入れていく。きつね色になったら取り出す。

●栄養たっぷりふりかけ

(出来上がり量:60g)
[A] ・焼き海苔…1枚
・アーモンド…15粒
・いりごま白…大さじ1
・乾燥わかめ…1g
・カリカリ梅…2個
・なないろ栄養おだし…1袋
・塩…小さじ1/2
・きび砂糖…小さじ1

(作り方)
1. Aをフードプロセッサーにかけて、細かく砕く。
2. だしパックの中身を出し、【1】に加える。
4. 塩、きび砂糖も加え、よく混ぜ合わせる。

子ども達だけでなく大人も大満足の絶品レシピで、笑顔あふれる楽しい食卓を囲んでみてはいかがでしょうか?

もりくみこさん、工藤紀子先生監修「なないろ栄養おだし」
https://foods.angfa-store.jp/product/odashi_normal/