読者のさまざまな子育ての悩みを、小児科医で3児の母でもある保田先生にお答えいただきました!
子育てのよくあるお悩み・Q&A
子育てのお悩みで受けた3つの質問を、保田先生が答えてくれました!
よくあるお悩み① 子どもがかんしゃく持ちで困っています
Q.子どもがかんしゃく持ちで困っています。
家の中であれば、安全を確保して子どもの気持ちが落ち着くまでそっとしておいてあげましょう。
もし公共の場で暴れてしまうときは、子どもの要望を聞いてあげてもOK。
ママが気持ち的に楽になれる選択をしてください。お出かけ前に約束事を決めておくことも大切です。
また、「抑肝散(よくかんさん)」という“かんしゃく”に効果のある漢方薬を試すのもアリだと思います。
よくあるお悩み② 爪噛み、鼻ほじり…悪いクセが治りません
爪噛みや鼻ほじり、人前でやられるとママは確かに困りますよね。
注意してもなかなか治らないときは、子どもが興味のありそうなことに注意を向けさせたり、手を動かす遊びに誘ってみるのも一つの手です。
人の迷惑にならないクセであれば、すぐに辞めさせることに固執するよりも、「そのうち治る」とママがゆったり構えることも大切ですよ。
よくあるお悩み③ ちゃんと子育てできるかとにかく心配です
まずは気持ちを整理するために、【現実的に困っていること】と【なんとなく不安なこと】を分けて書き出してみましょう。
現実的な困り事には、周囲に助けを求める、ツールやサービスを利用するなどの解決策を講じます。
一方、思い込みが原因の過度な不安には、「そこまで不安に思う必要はない」と冷静になることで、気持ちをラクにできますよ。
極端な育てにくさは、特性によることも!
気持ちの切り替えが下手だったり、極端に落ち着きがないなどの問題は、愛情不足や育て方のせいではなく、生まれつきの特性(発達障害)が原因の場合も。
特性のある子は、「困った子」ではなく、実は本人が一番困っているということに周囲が気づいてあげることが大切です。
第2回 発達障害児を持つママの懇談会を開催します!詳しくはこちら!
第1回目のレポートはこちら!
発達障害のチェック時期
ASDの早期徴候(社会性発達の遅れ)が確認できる時期。
□目が合わない
□寝付きが悪い
□笑いかけても笑わない
etc
ASDの兆候が目立ち始める時期。
□ごっこ遊びをしない
□言葉の遅れ
□特定の物や事に執着する
etc
ASDやADHDの特性が集団生活の中で顕著になる時期。
□すぐかんしゃくを起こす
□物をよくなくす
□じっとしていられない
□手がすぐに出る
etc
通常級、通級、支援級など、小学校の学級選択で、特性に合った環境を準備する時期。
□刺激(教室のざわつき、大きな音)に過敏で配慮が必要
□学習理解度がゆっくり
etc
早めの相談と療育で子どもの自信を育もう!
健診時期に関わらず、「ちょっと気になるな」と感じたときは、早めに子育て支援センターや専門の医療機関に相談を!
療育や必要に応じてお薬などの治療を行うことで、その子の自尊心を傷つけずに成長を見守ることができます。
<開催日時>2020年3月6日(金) 10時30分〜12時30分
<参加費>3000円
<開催場所>「ママプラスカフェ」東京都杉並区和田3-41-14(丸ノ内線東高円寺駅より徒歩2分)
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