「ゲンキのモト」編集室です。
小児科取材をする中で、多くの先生からMRワクチンの大切さについてお聞きしました。
これから生まれる赤ちゃん達のために、ぜひ皆さんでワクチンのこと、もっと考えてもらえたらと思います!
MRワクチンとは?
MRワクチンとは、麻疹・風疹を予防するワクチンです。
風疹の予防には、風疹と麻疹(はしか)の2つを予防する「混合ワクチン(MRワクチン)」を打ちます。
風疹だけの「単独ワクチン」もありますが、成人は麻疹の抗体が少ない人も多いので、国や専門家は混合(MR)ワクチンの接種を勧めています。(妊娠中に麻疹にかかると流産や早産のリスクが高くなります)
また風疹のワクチンは1回の接種で約95%、2回の接種で約99%が風疹を予防できるとされています。確実に抗体をつけるために、2回の接種が勧められています。※NHKニュース特設サイト「ストップ風疹〜赤ちゃんを守れ〜」より引用させて頂きました。
なぜ風疹に気をつけないといけないの?
妊娠20週頃までの妊婦さんが風疹に感染すると、お腹の赤ちゃんが目、耳、心臓などに障害をもって生まれる確率が高くなります!
妊婦さんはワクチンを接種できません。周りの人たちが予防することが大切です。だから、ワクチンの予防接種を!
風疹谷間世代1979年〜1987年生まれの人は要注意!
なぜ20〜40代男性が風疹にかかりやすいのか・・・
それは、この年代の男性にはワクチン接種の機会がなかったために、風疹に免疫のない方が多いせいです。
「風疹ワクチンを2回接種したことがある」、または「血液検査で抗体価がある」方以外は、性別に関わらずワクチン接種することをお勧めします。
熱が出た翌日、細かく赤い発疹が顔から全身に一気に広がります。
子どもの頃にかかっても、大人になって抗体がなくなることもあり、風疹ワクチンを2回接種して抗体をしっかりつけることが大切です。
どこでワクチンを接種できるの?
NHKニュース特設サイト「ストップ風疹」で最寄りの医療機関の調べ方、自治体の補助制度の確認方法、ワクチン接種の大事さなどを解説されていますので、併せてご覧ください。