昨年の大流行でメディアをずいぶん騒がせていた風疹も、今年になって下火になり、皆さんの記憶から薄れてはいないでしょうか?
この風疹という病気、オトナがかかってもそこまで怖い病気ではありません。
しかし、本当に怖いのは妊婦さんにうつしてしまった場合です。
妊娠中に感染するとお腹の赤ちゃんは、耳、心臓、目、脳などに障害を持って産まれてくる「先天性風疹症候群」になる可能性があります。
また、出産まで持ちこたえられず流産してしまう場合も多いのです。
感染力が強い上、「知らないうちにウッカリうつしてしまった」では済まされない本当に恐ろしい病気!!
これから産まれる命を小さな守る、ただひとつの方法は、
皆で予防接種を受けること!!
ワクチン接種レポート
今年も、化粧品メーカーのナチュラルサイエンスさんで、MR(麻しん風しん)ワクチンの集団予防接種が実施されました!
クリニックが会社に赴き、社員に予防接種をするという出張サービスを利用しています。
新入社員の方やパートの方にも広く接種されていました。
20〜40代の男性はとくに風疹抗体のない人が多いため、是非打ってもらいたい世代!! 働き盛りの男性が多い企業内で接種できるということは、とても有意義なことなのです。
社員さんの声
30代男性社員さん
今まで風疹のことについてはまったく無知でした。
社内接種が実施されるにあたり説明を受け、はじめて大変な病気なのだと知ることができました。
20代女性社員さん
妹が幼稚園で働いているため、MRワクチンの大切さは知っていました。
ただ仕事をしていると、自分で病院まで出向いて打つ機会というのがなかなか作れず…今回社内で接種することができ、とても助かりました。
取材を終えて
さて、この風疹。
じつは、根絶しない限り4〜5年に一度は流行すると言われています。
2020年。東京オリンピックまであと5年。その年を風疹流行年とさせないためにも。
皆さん、風疹予防についてもう一度考えていただけたらと思います!