ドクターコラム

将来のために幼児期の眼科受診は必須!小児でも通いやすい眼科クリニックの選び方とは?

将来のために幼児期の眼科受診は必須!小児でも通いやすい眼科クリニックの選び方とは?

ふつう、幼児期の子ども達が眼科検診を受けるチャンスは、「3歳児健診」「就学時健診」の二回だけ。
しかし、「この二つの検査だけでは視力の正確なチェックは行えない」と、眼科専門医の山本央子先生は指摘します。
「近眼になるかどうかは素養が8割」とも言われ、その他の視力異常を含めて発達段階の視力の伸び悩みを防ぐには、幼児のうちに眼科で正確な視力検査を行う必要があります。

そこで、小さなお子さんのママさんでもいらっしゃる山本先生に、専門家目線とママ目線の両方から、子どもが通いやすい眼科クリニックの見極め方について伝授いただきました!
我が子の大切な視力を守るため、ぜひ記事を参考にして、眼科クリニックを受診してみてくださいね!

<お聞きしたのは!>
大森海岸やまもと眼科内科
院長 山本央子先生

大森海岸やまもと眼科内科 院長 山本央子先生

視能訓練士の常駐しているクリニックが絶対!

視能訓練士の常駐しているクリニックが絶対!
あまり知られていませんが、じつは眼科には「視能訓練士」という検査や訓練を専門に行うスタッフさんがいらっしゃいます。視能訓練士は国家資格であり、視機能のスペシャリストとして、小児の斜視・弱視などの視能矯正や視機能の検査、視機能が低下した高齢者の生活改善指導などを行っています。

山本先生曰く、「お子さんがかかる場合は、視能訓練士の存在は絶対! 視能訓練士が常時在籍している眼科が理想的です。なぜなら、幼い子どもたちは言葉で見え方をうまく表現できなかったり、じっとしていられなかったり、怖がって泣いてしまったりと、大人に比べて検査自体のハードルがかなり高いのです。しかし、視能訓練士が素早く正確なデータを取ることで、眼科医がそのデータを元に正しい診断と治療に繋げることができます」
さらに、万が一視機能に異常が見つかった場合も、視能訓練士が在籍している眼科であれば、そのまま視能矯正の訓練を受けることが可能です!

だいたいのクリニックでは、視能訓練士が在籍していれば、ホームページなどにその旨を記載しているはず。子どもの眼科を選ぶ際は、視能訓練士がいるかどうかを必ずチェックしてから受診しましょう!

小児に慣れているドクターかどうか?

小児に慣れているドクターかどうか?
子どもの受診でママが一番気になるのは、ズバリ「子どもにも優しい先生かどうか」ではありませんか?
嫌がる子供をどうにかこうにか連れて行ったのに、ドクターが不機嫌顔で「こんなに泣いていたら診察は無理ですね。出直してください」では、しばらく立ち直れません(泣)!!

自身も小さなお子さんを持つママさんでもある山本先生に、小児の受診を歓迎してくれるクリニックの見極め方を教えていただきました。

まずは、待合室をチェック!年代に関係なく子どもの患者さんはいるでしょうか?
「お子さんをたくさん診ている先生かどうかは、待合室に子どもがいるかどうかでわかります。お子さんの患者さんは継続的に受診するケースが多いので、1〜2回受診して待合室の様子を観察すれば、小児に人気の先生なのかどうかはだいたい見当がつきますよ(笑)」

外から待合室の様子が覗ける眼科クリニックなら、普段から通りすがりにチェックしてみるのも良さそうですね♪

「あとは、幼稚園・保育園、学校のママ友からの情報は参考になります!」と山本先生。実際に子どもを受診させたことのあるママ達の生の声は、やっぱり重要ですよね!

子供が嫌がったら、クリニックを変えてよし!

子供が嫌がったら、クリニックを変えてよし!
「他の診療科と違って、お子さんが嫌がってしまうと眼科の診察は継続できません」と語る山本先生。
小児科の予防接種。歯科の歯を削る虫歯治療。耳鼻科の鼻水吸引や中耳炎のチュービング治療。たしかに子どもはどれも嫌がりますが、やむをえない場合は体を押さえたり、バスタオルで包んだりしてなんとか治療を継続できます。しかし、眼科では目を瞑られてしまったらアウト! どうしたところで、そこで診察終了です。
「もし、お子さんがどうしてもそのクリニックを拒否するようなら、思い切って他のクリニックに変えてしまうのもアリです」

さらに、子どもとクリニックの相性だけでなく、保護者とドクターの相性も重要とのこと。
「ちょっとしたことを質問しづらいと感じたら、その先生とはあまり相性が良くないのかもしれませんね。また、質問したことにきちんと答えてくれない先生もNGです。患者であるお子さんはもちろんですが、お母さんやお父さんにもきちんと向き合ってくれる先生が、本当に信頼できるドクターだと思います」

治療で長く通い続けることを考えるなら、相性の合わないクリニックは早い段階で切り替えて、信頼できるクリニックを見つけることが賢明と言えるでしょう。

まとめ

学校に行き始めて「黒板が見えない」「ノートが取れない」といった問題から、初めて我が子の視力異常に気づくケースも多々あります。しかし、6歳以降では視能矯正の治療効果は低下してしまうため、幼児期に早期発見することがとても重要です!
お子様歓迎の眼科を見つけて、小さなうちから眼科受診をすることで、子どもの健やかな目の成長をサポートしてあげましょう♪

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やえ編集スタッフ
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ゲンキのモトの編集・ライティング担当。10才と6才の男の子がいます! 乳幼児ママのための食の総合情報サイト「こどものヒトサラ」にて、お弁当記事を掲載中。インスタグラムでも、日々のお弁当や大好きなスイーツなどをアップしています♪良かったら見にきてくださいね!(@mainichi_sweets_genkinomoto