怖い病気を予防したり、重症化しにくくするワクチン。赤ちゃん時代が過ぎると、油断して打ち忘れそうになりませんか?そこで今回は、改めてワクチンのおさらいをしてみましょう。
赤ちゃんママにも役立つ“接種当日の体調チェック”も必見ですよ!
子どものワクチン接種について、医療法人社団鉄医会 理事長 久住英二先生にお聞きしました。
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Q: 1才で打つべきワクチンを教えてください!
A: MR・おたふく・水痘の初回接種と、ヒブ・小児肺炎球菌・四種混合の追加接種を受けましょう。
まず1才のお誕生日を迎えたら、すぐ接種してほしいのが、MR、おたふく、水痘のワクチンです。同時接種ができますので、かかりつけの先生に相談してみましょう。
また、0才から接種してきたおなじみの、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合ワクチンの追加接種も1才で実施します。MR、おたふく、水痘の予防接種に行ったとき、これらの接種時期を確認しておくと良いでしょう。
Q:小学校入学前に打つべきワクチンはありますか?
A:日本脳炎の接種と、MR・おたふくかぜの追加接種を受けましょう。
3才になったら日本脳炎ワクチンを。
また、年長クラスになったら4〜6月のうちにMRワクチンの追加接種を済ませておきましょう。おたふくかぜワクチンも初回接種から2〜4年後に追加接種をおすすめしています。
また、百日咳ワクチン(三種混合や四種混合に含まれているワクチン)の免疫は、接種から5年ほど経過すると少しずつ低下してきます。小学校高学年で百日咳にかかるお子さんが急増しており、できれば就学前に三種混合ワクチンをもう一度接種しておくと安心です。
同様に、不活化ポリオワクチンを完了しているお子さんでも、4〜6才で抗体が低下することが報告されていますので、入学前に追加接種(通算5回目)をすると良いでしょう。
Q:小学生でも予防接種は必要ですか?
A:はい、もちろんです! 小学生でも接種が必要なワクチンがあります。
9才になったら日本脳炎の追加接種を受けましょう。また、11才になったら二種混合ワクチンの追加接種をお忘れなく。どちらも12才までなら無料で受けることができます。
また、小学生に限ったことではありませんが、毎年10月下旬から12月にかけてインフルエンザワクチン(2回接種)を受けておきましょう。
死に至ることもあるインフルエンザ脳症を予防できるのはワクチンだけで、発症したら有効な治療法はありませんから、重症化を予防するためにも予防接種はとても大切です。
こんなとき予防接種は受けられる?接種当日の体調チェック!
熱が出た!
37.5℃以上の熱があるときは
接種できません。
咳や鼻水が出る!
ひどくなければ接種できる場合が多いです。
医師に相談しましょう。
なんだか元気がない!
ぐったりしている、食欲がない場合は体調の悪い証拠。
接種は延期して受診を!
下痢、嘔吐している!
接種は延期を。
下痢や嘔吐がおさまってから接種しましょう。