冬になると、肌がカサカサしてかゆくなることはありませんか?
肌のかゆみや湿疹などのトラブルを起こしがちな冬の肌ケアについて、なおこ皮膚科クリニック院長の服部尚子先生にお聞きしました!
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カサカサ肌について
Q:冬はなぜ「カサカサ肌」になりやすいの?
A:肌のバリア機能が低下するのが原因です!
気温が低下して空気が乾燥すると、肌の角層の水分や皮脂量も減少するため、角層がけばだった状態になります。
乾燥した肌はバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなるため、カサカサ肌・カユカユ肌になってしまうのです。
- 気温の低下による空気の乾燥
- 間違ったスキンケア(保湿不足)
- 肌に直接触れる衣服の静電気
- 寒さによる新陳代謝の低下
乾燥した肌はこんな状態!
カユカユ肌について
Q:寒い季節に、肌がかゆくなるのはなぜですか?
A:肌が乾燥し、バリア機能が低くなるからです。
冬は汗や皮脂の分泌量が減る季節。空気の乾燥も加わって、肌は水分が足りない状態になりがちです。
乾燥した肌は、外部刺激から肌を守るバリア機能が低下し、かゆみを伴ったトラブルがおきやすくなります。
無意識に掻いてしまう状態を放っておくと、バリア機能をさらに破壊してしまい「肌荒れの悪循環」に!
まずは、皮膚の乾燥を防ぐために保湿ケアをしっかりすることが大切です。それでも悪化する場合は、かかりつけ医に相談するようにしてくださいね。
- 保湿ケアを欠かさない
- 熱いお風呂や長湯は控える
- 肌に直接触れる衣服は素材に注意
- ストレスをためないように
カサカサ肌・カユカユ肌には保湿ケアを!
Q:肌が乾燥した時のケア方法を教えて
A:肌のバリア機能を高める「セラミド」配合の保湿剤を!
肌の潤いを守る洗浄料でやさしく汚れを取り除き、入浴後は湿り気のあるうちに効果の高い保湿剤をたっぷり塗りましょう。
潤い効果のある入浴剤の併用もおすすめです。保湿剤や入浴剤は、肌のバリア機能を助ける「セラミド」配合のものがより効果的です。
Q:効果的な保湿ケアを教えてください!
A:お風呂の中・お風呂を出たあとにバリア機能を高める保湿ケアを。
肌の乾燥を効果的に防ぐポイントは入浴後の3分保湿。やわらかいタオルでやさしく水分を吸いとり、まだ肌に湿り気があるうち(3分以内が目安)に保湿剤をたっぷりぬりましょう。
保湿効果のある入浴剤を一緒に使うのもおすすめ! 保湿剤や入浴剤はバリア機能を高める「セラミド」配合のものを選びましょう。
セラミドとは? 保湿に欠かせない成分
「セラミド」は肌の奥から生まれ、角層細胞のすき間を満たし、細胞や水分をつなぎとめています。
外部刺激から肌を守る「バリア機能」をきちんと働かせるために、肌の水分保持に欠かせない成分です。
乾燥した肌は「セラミド」も不足し、スカスカの状態。保湿ケアに積極的に取り入れることが、健やかな肌への近道です。
- 保湿力の高い保湿剤を選びましょう。肌のバリア機能を助ける「セラミド」配合のものがおすすめです。
- 保湿剤は、汗や汚れを除いた入浴後に塗るのが、効果的です。すり込まず、薄くのばしましょう。
- 身体の中で特に乾燥しやすいのは、水分量・皮脂量が少ない手足。集中的なケアを心がけましょう。