新型コロナウイルス対応にあたる医療機関や保健所は、
長期にわたって逼迫した状態に置かれ、尽力される現場の方々の疲弊が大変気がかりです。
一刻も早い感染流行の終息を願うばかりです。
そしてこのような状況下では、過去記事でも紹介しました、赤ちゃんの先天性難聴の支援を
以前と同じように実施することが難しくなっているようです。
(過去記事→「新生児聴覚スクリーニング検査ってなぁに?赤ちゃんの検査が不安なママパパが、まず知っておきたい3つのコト」)
子どもの「聴こえ」の問題は、そのまま話しことばの発達や習得、
ひいては社会参加への足がかりにも繋がる重要な問題です。
言葉の発達はある程度の年齢で止まってしまうため、
先天性難聴は早期発見・早期治療が大きな鍵となります。
今や難聴医療の分野は飛躍的に進歩し、
補聴器や人工内耳といった治療法が確立されたことで、
音がまったく聞こえなかった子でも、音を感じ、言葉を習得できる時代を迎えています。
そこでもし今、赤ちゃんの聴覚の異常を指摘されたけれども、
コロナ禍の外出自粛で、相談できる施設がわからずに不安に思っている方がいらっしゃいましたら、
民間の相談窓口を利用してみることをおすすめします。
聴こえの相談室「人工聴覚情報学会」では、聴こえに不安を感じる方や難聴の方、新生児聴覚検査で難聴の疑いありと通知された方のための相談を受け付けています。
治療のこと、お子様の将来のこと、ご家族の不安な気持ち。どんなことでも構いません。
信頼できる相談窓口をぜひご活用ください。