ドクターコラム

【子どもの夏の感染症】かかってしまったときのホームケアはどうしたらいい?

インフルエンザの流行が終わって安心!と思ったら、今度は夏の感染症!?

  • 夏に流行する子どもの感染症の種類
  • もしかかってしまった時のホームケア

について、やよい町こども医院の春原先生にお聞きしました。

夏に流行する子どもの感染症は?

5月~秋口まで流行する感染症にヘルパンギーナ手足口病が挙げられます。

原因ウイルスは一緒で、コクサッキーウイルスA6型・A16型、エンテロウイルス71型など複数のウイルスによって発症します。

免疫がつくため、同じ型のウイルスに二度感染することはありませが、別型のウイルスで複数回発症するケースもみられます。

ヘルパンギーナとは?

症状 高熱、口の奥に水泡、のどの痛み、よだれが出る
潜伏期間 2~6日
登園の目安 熱が下がり、全身状態が良くなってから

手足口病とは?

症状 手・足・口・おしりなどの発疹、発熱
潜伏期間 2~6日
登園の目安 熱が下がり、普段の食事ができるようになってから

 

感染症にかかってしまった時のホームケアのポイント

□こまめな水分補給で脱水を予防する
□のどを痛がるときは、薄味でのど越しの良い食事を(おかゆ、ヨーグルト、ゼリー、豆腐、冷製スープなど)
□発疹をかゆがるときは、冷たく絞ったタオルで冷やす
□温まるとかゆみが増すので、オフをはシャワーで汗を流す程度に

 

脱水に注意して安静にしましょう!

治療では、のどの痛みや発熱を和らげる対症療法を行います。

春原先生
春原先生
感染症にかかってしまったら、水分補給と安静を保ちましょう!