元気で頭のよい子に育てたいからこそ「離乳食作らない宣言」をしたのは、小児科医であり自身も2児の母である工藤紀子先生です。
離乳食は作らず、市販の離乳食を使うことで、ママをはじめパパや家族の笑顔が増えてハッピーに!ママのイライラと不安を全部解消する方法をご紹介します。
「離乳食を作らないくていい」ってどういうことですか?
Q.「離乳食は作らなくてもいい」あまり聞きませんが、具体的にどういうことなんでしょうか?
A.離乳食作りは本当に大変です。
そもそもママたちは産後、数時間おきの授乳やオムツ交換で寝不足が続き、さらに掃除・洗濯・買い物・子どもの相手などで疲れがたまっています。
その上成長時期に合わせた離乳食作りは大きな負担と言っても過言ではありません。
離乳食については、レシピ本や雑誌・ネットに情報はあふれていますが、やたらと細かく困ってしまうママも多いのではないでしょうか。
しかも子どもは思い通りに食べてくれないことも多いので、「せっかく作ったのに」と心が折れてしまうママが大勢います。
そこで、離乳食は作らず、買うことをおすすめしたいのです!
- 月齢に合わせた量で販売されているので、計る手間が省ける
- しっかり栄養が考えられているので、子どもにとって十分な栄養を与えることができる
- 手間と時間のかかる離乳食作りからの解放
離乳食を買って食べさせることは、ママにとっても子どもにとってもメリットしかありません。
アメリカでは離乳食は買うもの!栄養価が高くて安全
Q.海外の先進国では、離乳食は買うのが普通って本当ですか?
A.アメリカをはじめとした、イギリス・ドイツ・オーストラリア・中国などの先進国では、市販の離乳食を食べさせるのが一般的です。
スーパーマーケットで簡単に手に入る離乳食は、種類が豊富・栄養価が高い・安全面にも配慮されています。
手作りの離乳食では不足しがちな鉄や亜鉛など、発達に必要な栄養が加えられているので、むしろ手作りより子どもにとってプラスになると言えるんです。
こと離乳食に関しては、先進国の中で日本は遅れていると言えるかもしれません。
帰国してびっくり!「離乳食は手作りするもの」当時と変わらない日本とママの現状
Q.工藤先生は帰国後、渡米前の日本とまったく変わっていない日本の離乳食を取り巻く現状に、とても驚いたそうですね。
A.アメリカで出産後、5年で日本に帰国し、診療に戻りました。日々の診察の中で、帰国前と何も変わっていない日本の離乳食の状況を、目の当たりにしたんです。
日本のママの多くは、「離乳食は作るのが当たり前」という考えが染み付いていて、ストレスと戦いながら身を粉にして離乳食を作っています。
小児科に診察に来るママに「離乳食は買ってあげてください」と言っても、なかなか理解してもらえませんし、短い診察時間では説明の時間を多く取ることができません。
しかし「離乳食は買ってあげてください」というのは気休めや慰めではなく、医学的根拠にもとづきお伝えしているんですよ。
離乳食から解放されればママの笑顔が増えます!
Q.離乳食は作らず買うことにしたら、少しは楽になりますか?
A.離乳食時期のママは疲れがたまりやすく、イライラもMAXになることが多いんです。
そんな大変な時期に、さらに大変な思いをして離乳食を手作りしなくてもいいんだと伝えたい!
離乳食作りから解放されれば、ママの笑顔が増えます。
ママの笑顔が増えれば子どもも笑顔が増えるんです!
市販の離乳食は栄養豊富で安全・安心、笑顔の時間を増やすため、子どもの発達を促すため、あなたも「離乳食作らない宣言」をしてみませんか?
\工藤紀子先生の本をもっと詳しく読みたい方はこちら!/