薬樹薬局で楽しく学ぶ薬膳講座! 最近の調剤薬局は、こんなに頼りになって面白い♪

こんにちは、編集のやえです!

先日、まちに開かれた調剤薬局を目指す【薬樹薬局】さんが開催される、薬膳講座にお邪魔させていただきました。
果たして調剤薬局で行われる薬膳講座とは？今回はその様子をレポートいたします♪

教えてくれたのは!

薬樹薬局宮前平2号店
店長　大貫 ミチさん
管理薬剤師。2人の男の子のママさんです。

薬膳料理で夏を健康に乗り切ろう

本日のテーマは、「今日からできる家庭の薬膳〜夏の健康法〜」です。

そもそも薬膳とは、中国の中医学の考えに基づく食事療法のこと!
西洋医学が診断名をつけてから、ひとつひとつの症状に対処していくのに対し、不調がどこからきているかを探り体質などの根本からアプローチしていくのが中医学です。

「検査をしても問題がないけれど、なんだか体調がすぐれない」といった診断名のつかない症状にも対処でき、また同じ症状であっても、その人の体質や体格によって対処法が異なってくるのも特徴的です。

さて、みなさんは夏にこんな症状が出たりしないでしょうか？

これらの症状は、中医学の五行という考え方で対処することができるのです!

五行の考えに基づくと「夏」は「火」にあたり、心臓の機能が活発になってオーバーヒートし、体が熱っぽい状態に陥るといわれています。

また、「火」は隣り合う「土＝脾（消化器）」に影響を与えるため、湿度の高さや効きすぎる冷房、冷たい食べ物・飲み物などにより、消化器系の異常が起こりやすいともいわれています。

夏の不調にお薦めの食材とは？

そんな夏の不調を回復させるのにお薦めなのが、涼性や寒性といわれる熱を冷まし、熱の症状を鎮めてくれる食材を摂取することです! （体が冷えて消化機能が弱っている方、虚弱体質の方は摂り過ぎに注意!）

また、余分な熱を取り去ってくれる苦味のある食材や、脱水を防ぐ酸味のある食材もお薦めです。

大貫さんによると、このほかにも心臓をサポートする食材や、消化器に優しいとされる食材を取り入れるのもお薦めとのことでした。

講座の中では、夏のお薦め食材ゴーヤの健康効果をアップさせるための調理法や、夏バテで疲れたときはハチミツ＋リンゴ酢が効果的など、食べ方のレクチャーもしてくださいましたよ♪

ハーブティーで夏バテ回復!

また、大貫さんが愛飲しているハーブティーを紹介いただき、試飲もさせていただきました!

左がハイビスカスティーにナツメとクコの実を加えて煎じたもの。ハイビスカスは【利水】や【解暑】の効果があり、夏にピッタリの飲み物だそう。ナツメやクコの実を加えることで、疲労回復（滋養）の効果もあります。ほんのり甘く、口当たりの良いお味です。

右は食前に飲むことで、血糖値の上昇を防ぐ効果があるとされる「ギムネマ・シルベスタ」のハーブティーです。飲んでビックリ! と〜っても苦い!! でも、体にすごい良さそう〜!

夏のお茶といえば麦茶ですが、【湿邪】を取ってくれるハトムギ茶も非常にお薦めとのことです。「はと麦」には、体の中の水分の巡りを良くし、関節の痛みやムクミを緩和する作用があるとお話してくださいました。

大貫さん「昔の人はすぐに病院にかかることができなかったので、身近な食材で体調管理をするセルフメディケーションが当たり前の時代でした。今は医療にかかりやすくなりましたが、先達の知恵から、ご自分の体質や体調と合うものを選びとって、体調管理の助けとするのも大切かと思います。」

薬樹薬局のセミナーに行ってみよう!

知れば知るほど、奥が深い薬膳と中医学の世界!
薬膳に興味を持たれた方や、より詳しくお話を聞きたい方は、ぜひ薬樹薬局宮前平2号店へ! 季節ごとに薬膳講座を開催しています。（不定期開催）

また、薬樹薬局では全店（144店舗）で「健ナビ倶楽部」の入会を受け付けています。
健ナビ倶楽部に入会すると、各種セミナーやイベントが無料で受けられるほか、会員だけの交流会にも参加できちゃいますよ♪

町の薬局をもっと身近に、もっと楽しく! 賢く活用して健康な毎日のヒントとしてみてはいかがでしょうか？
ご興味のある方は、ぜひお近くの薬樹薬局にお気軽に足を運んでみてください!

ABOUT ME

やえ編集スタッフ

ゲンキのモトの編集・ライティング担当。13才と9才の男の子がいます! インスタグラムでも、日々のお弁当や大好きなスイーツなどをアップしています♪良かったら見にきてくださいね！（＠mainichi_sweets_genkinomoto）