子どもの歯に関して「こんな時どうすれば良い?」の素朴な疑問に、麻布十番矯正歯科室 院長の菊池先生にお答えいただきました。
これから乳歯が生えるベビーのママも、今まさに生え変わり中の小学生ママにも役に立つお話ですよ♪
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【園児ママ必見】
Q:せっかく生えた永久歯。ぶつけて歯が抜けてしまいました!
A:抜けた永久歯を牛乳に浸したまま、すぐに歯医者へ。水道水で洗うのは×!
抜けた永久歯を歯科医院に持っていけば、元に戻る可能性があります。
そのとき注意したいのが、歯についた汚れを水道水で流したり、歯をこすったりしないこと! 骨とくっつくために必要な歯根の膜が剥がれるのを防ぐためです。泥や汚れが気になるときは、牛乳でゆすいでから綺麗な牛乳に浸しなおして持って行きましょう。
子どもの場合は骨が柔らかいので、抜けた衝撃で歯の収まる骨のポケットが広がってしまうことがあります。その際、広がった骨に沿って歯を入れるとズレて植わってしまうので、事故前と同じ歯並びかどうか、噛み合わせがおかしくないか、ママがその場でチェックしましょう。生え方が前と違うようなら歯科医に必ず伝えてください。
【小学生ママ必見】
Q:7才の息子の乳歯が抜けて1年経つけれど、まだ永久歯が生えません!
A:7〜8才の生え変わり時期は、半年や1年生えなくても心配しないでOK!
乳歯が抜ける主なパターンは、永久歯に押し出されて抜け落ちるケースです。この場合、永久歯はだいぶ降りてきていますので、すぐに歯茎から顔を出します。
ただし、下に埋まっている永久歯と上に生えている乳歯の位置関係がズレていると、1本の永久歯が2本の乳歯を押し出してしまうこともあります。そうすると、1本は永久歯が生えて来たけれど、もう1本はなかなか生えないというケースも。こうした場合は永久歯の準備が整えば自然に生えるので特に心配ありません。
ただ、9、10才頃になって2年前に抜けたところがまだ生えてこないようであれば要注意。
歯と骨が癒着している可能性もあるので、早めに歯科に相談しましょう。
また、永久歯の頭は見えているのに乳歯がなかなか抜けきらないようであれば、思い切って歯科で乳歯を抜いてもらいましょう。乳歯と永久歯の間は汚れがたまりやすいので、乳歯を抜いた方がせっかくの永久歯が虫歯になるのを防げます。
【赤ちゃんから実践】
健やかな歯を育てるための5つのポイント
お箸を共有しない!
虫歯菌をうつさないためにお箸の共有はやめましょう。ママ、パパ、おじいちゃん、おばあちゃんからの貰い箸もダメですよ。
ママの口腔ケアも大切!
じつは虫歯菌の80%はママからうつるという衝撃の事実!!逆にいうとママのお口をキレイにすることで赤ちゃんの虫歯予防もできるのです!
乳歯の虫歯もすぐ治療!
もし虫歯で乳歯が欠けたままだと、だんだんと周りの歯が狭まってきて、いざ生え変わるときに永久歯の収まるスペースがなくなってしまいます!
小学生までは仕上げ磨き!
小学生にもなると歯磨きを子供まかせにしがちですが、自分だけではまだまだキレイに磨けません。ママの仕上げ磨きは毎日欠かさずに!
歯ブラシは柔らかい物を!
歯ブラシは毛の柔らかいものを選びましょう。ポイントはやさしい力で時間をかけて磨くこと。歯茎を痛めずにキレイに磨けます☆