ドクターコラム

歯科治癒食育学について

こんにちは、編集長のみかこです。皆さま、歯科治癒食学ってご存知ですか?
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、歯科医の清水百合先生が作られた学問で、お口の専門家である歯科医師、歯科衛生士さんなどを対象にお伝えしている「お口から美しく健康になれる食事!」の話なのですが、実際にインプラントのあとや入れ歯を作った後の食事について
悩まれる方も多いそうで、清水百合先生の勉強会で歯科医師の先生が学ばれている勉強会にお邪魔させて頂きました!

「歯科×食」の考え方

西洋医学がメインの一般的な歯科治療では、診断し治療、薬を処方や手術をしていきます。
ですが、まだ診断がつかない段階でも患者様自身が異和感や不調を感じることはあります。確たる診断ができる状態まで「経過観察」をしますが、東洋医学では「食」やその他の力で予防や改善ができる場合もあります。そのことから、ここでは「メディカル薬膳」とし、それ以外にも、意味ある食材を選び、栄養成分や作用を有効に活用したり調理の工夫が【治癒食】としての働きとなります。

治療中も治療や症状、個人の状態に合わせて食指導をしていくことは大変有意義なことなのです。

口腔機能と栄養摂取の方法が重要

口から入る食物やウイルス。良い事も悪い事も、「全てのはじまりは口から」ということを忘れてはいけません。身体に必要な食事を始めることが基本で、その時々の口腔機能(咀嚼・嚥下)のレベルや口腔疾患、全身疾患とも関係しています。
だからこそ、年齢層、疾患別や症状別、程度に合わせた食事の摂取方法や食材、食事を知ることや、ビタミン、蛋白質の必要性だったり、呼吸や体軸、メンタルも大切で、難しすぎず、適度に患者様へお伝えしていくことを1番に考えていらっしゃいました。

講座の内容

今回は、ひろいし歯科クリニックの歯科助手・山崎ひろ絵さんから
実際に実践して良かった歯科治癒食育学について発表がありました。

「百合先生の講座で学んだ、お野菜や果物をたくさん入れたdentalスムージーsoupを作るようになりました。 そのレシピ集をクリニックで患者様に紹介したり 市民講座を開催し、お子さまの食事の味付けの工夫やむし歯予防に良い飲み物などをご紹介させていただき、大好評でした! 今後も、歯科治療に合わせてこの歯科治癒食を通して患者さまの 「食べる楽しみ」をサポートしていきたいと思います」

廣石先生から

「食べる」ことは体をつくる上で非常に大切なことです。百合先生の「歯科治癒食育学」は 歯の治療中でも、食べにくいから食べるのを我慢するのではなく お口の中の状況や、お身体の状態に合わせて、おいしく食べられるものを 選択していくことで、食べられなくて困っている方にも 「おいしく食べる」をサポートできる素晴らしい学びだと思います。
2校の学校医をしている関係で子ども達に食育の講話や施設や在宅などへの訪問診療における摂食、嚥下機能の回復、嚥下食の指導など食の楽しみや大切さを伝えております。

まとめ

歯科医では、お口のケアという観点で歯磨きや治療のことばかり頭に浮かんでしまいますが、勉強熱心の先生がたは+αで患者さんのQOLを学ばれていることが素晴らしいと感じました。お口の専門家だからこそ、わかる食育学がもっと多くの歯科医院で広がると良いなと感じました!
実際には、歯科医院だけでなく、様々な機会に世の中へ発信しているそうです。

清水百合先生清水 百合(しみず ゆり)先生

日本歯科大学卒業。日本元気キレイ医歯学研究所代表、
一般社団法人オーラルビューティフード協会 代表理事、
歯科医師、料理食育研究家
9月29日12:45~シンポジウムフェスタ開催します。出演:TRF・清水百合

www.oralbeautyfood.com/

ABOUT ME
みかこ編集長
みかこ編集長
「ゲンキのモト」編集長。切迫早産で664gで誕生した次男の誕生を機会に、かかりつけ医の大切さを感じ開業医を紹介する医療情報フリーペーパー「ゲンキのモト」を立ち上げる。早期の療育の大切さを伝えるため、発達障がいをはじめ、障がい児を持つ母の気持ちに寄り添うための活動も展開中。17歳、13歳、3歳の男の子と0歳の女の子を育てる4児の母。