お子さんは自分から「物が見えづらい」「目がおかしい」とはなかなか訴えられないものなんだそう。そのため、周りの大人が気づいてあげることがとても大切!
今回は子どもに多い目のトラブルについて、だんのうえ眼科クリニック二子玉川院 院長の大島由莉先生にお聞きしました。もしかしてと思ったら早めの受診を!
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子どもから大人まで! 家族でお世話になりたい眼科さん!!(だんのうえ眼科クリニック二子玉川院)|ゲンキのモトのお医者さん
Q:子どもに多い目の病気って?
A:はやり目やプール熱、ものもらい。最近では花粉症の子も増えています。
ウイルス感染で起こる「はやり目」や「プール熱」は、目の充血と多量の目やにが特徴です。「ものもらい」では、目の汗腺に細菌が入ったり脂の出るマイボーム腺が詰まって、炎症や化膿を起こし目の周りが赤く腫れます。
また、最近では幼児期でも花粉症を発症する子が増えてきました。花粉飛散のピーク時期に、目のかゆみや充血が見られるようなら花粉症の可能性も。
いずれの場合も放置せず、早めに受診しましょう。
Q:目のいい子に育てるために大切なことは?
A:目の発達を調べる3才児健診をキチンと受けることが大切です!
生まれたばかりの赤ちゃんの視力はごくわずか。5才頃までにだんだんと視力1.0に近づいていき、8才頃には目の機能が完成するといわれています。
ところが、屈折異常(遠視、乱視など)や斜視(左右の視線が一致しない)など、なんらかの理由で視力が0.9以上でない「弱視」の場合、目の発達が止まる前に治療を始めないと視力が育たない可能性があります。
3才児健診の視力検査をしっかりと受けて、もし弱視であればすぐに治療を始めるようにしましょう。
お子さんにこんな症状があれば、眼科受診が必要です!
□ めやに、涙が大量にでる
□ 目のまわりが腫れている
□ 目にできものがある
□ 瞳が白く見える、光って見える
□ 目の大きさ、形がおかしい
□ 目が揺れる
□ 目の位置がおかしい、ずれる
□ 眩しがる
□ 頭を傾けて物を見る
□ 片目を隠すと嫌がる
□ 片目をつぶるクセがある
□ 目を細めて見る
□ TVを近くで観たり、顔を横にして観る
□ まばたきが多い