暖かく気持ちのよいお天気が続きますね。でも気温の上昇に伴って、そろそろ気をつけてほしいのが熱中症です。
今回は、お子様の熱中症対策について、いなみ小児科 小児科医の吉岡淑隆先生にお聞きしました。熱中症に気をつけながら、初夏の爽やかな季節を楽しみましょう!
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育児支援に力を入れた夢のような小児科さん☆(いなみ小児科)|ゲンキのモトのお医者さん
Q.熱中症ってどんな病気?
A.大量の汗、めまい、吐き気、だるさなどを引き起こします。
小さな子どもは体温調節が未熟なため、暑さで体内の水分や塩分のバランスが崩れ、熱中症になりやすい傾向があります。さらに背の低い幼児やベビーカーの乳児は、地面からの放射熱の影響を受けやすい環境です。最悪のケース、重症化すると死に至ることもあり、痙攣や突然の嘔吐、意識がないときはすぐに救急車を呼んでください。
Q.どんなときに注意が必要?
A.気温と湿度が高く、風のない日は要注意!
熱中症になりやすいのは、
- 気温が高いとき
- 湿度が高いとき
- 風が弱いとき
- 日差しが強いとき
見落としがちですが、海やプールでも熱中症になることがあります。水の中にいるからと安心せず、水遊びのときも、こまめな水分補給を心がけましょう。
熱中症予防のポイント
二児のパパ先生でもある吉岡先生みずからが実践している、予防法をご紹介します!
★ 外出のときは帽子をかぶる
5月でも天気のよい日の日差しは夏並みです。今から帽子をかぶる習慣を!洋服は、汗を吸収しやすく風通しのよいものを選びましょう。
★ なるべく日陰を選んで遊ぶ
炎天下での運動は熱中症のリスク大です。日陰にいるだけでも体感温度はだいぶ違います。
★ 屋外で遊ぶ時は12〜14時を避ける
外出するなら午前中や夕方に。できるだけ子どもの体調に合わせた予定を組みましょう。
★ こまめに水分補給する
回数をわけて少しずつ飲みましょう。一緒に塩分も摂りたいなら、麦茶に少し塩を入れてもそれほど味は変わらないのでオススメ!
★ 子どもの様子を気にかける
「顔が赤らんでいるな」「疲れていそう」と感じたら、涼しい場所で休み、しばらく様子を見てみましょう。
熱中症かも・・・と思ったら
意識がはっきりしていて受け答えができるようなら
- 涼しい場所に移動して、水分・塩分補給をし、休憩をとる。
- あれば保冷剤で脇の下、太もものつけ根、首の後ろなどを冷やす。
- 症状が良くならなければ、病院へ!