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子どものピロリ菌感染を予防しよう!

子どものピロリ菌感染を予防しよう!

水野靖大先生幼少期に口移しなどで親の虫歯菌が子どもに感染して「虫歯」になる。そんな驚きの事実が、最近は広く知られるようになりました。しかし、親からうつる細菌は虫歯菌だけではありません!

今回は、胃がんの原因ともなる「ピロリ菌感染」について、マールクリニック横須賀 院長の水野靖大先生に教えていただきました。

Q:ピロリ菌ってなんですか?

A:ピロリ菌とは、胃の粘膜に住みつく細菌です。近年、じつは胃がんの原因は、なんとピロリ菌による感染が原因であることが明らかになりました。

そして、このピロリ菌は、虫歯菌同様、親から子へ感染することが知られています。
水や口伝いに感染するため、衛生環境が整った現代では感染率は年々減少しているものの、50才以上では80%、30代でも20%ほどが感染していると考えられており、子育て世代にとっても決して他人事ではないのです。

Q:検査した方が良いのでしょうか?

A:5才未満の乳幼児は、特にピロリ菌感染しやすいといわれています。

もし親御さんが保菌者であった場合、知らぬ間にお子さんに感染させてしまうケースも考えられるため、まずはお父さんお母さんが、ピロリ菌に感染していないかを調べることが大切です。

ピロリ菌は、感染期間が長ければ長いほど、胃がんになるリスクが上がるといわれています。これからお子さんをお持ちになる方や、すでにお子さんがいる方で検査を一度もされたことがない方は、ぜひ早めに検査されることをおすすめします。

Q:検査と治療について教えてください!

A:ピロリ菌を調べる第一ステップとして、まずは簡単な血液検査による胃がんリスクスクリーニングを行います。

陽性の場合や、陰性でもピロリ菌抗体の数値が3以上と高い場合は、第二ステップの精密検査(尿素呼気試験と内視鏡検査)に進みます。

精密検査でピロリ菌感染と判明すれば、抗菌薬などを一週間服用する除菌治療を行います。親御さんがピロリ菌に感染しているとわかった際は、お子さんも中学生くらいになったら血液検査を行い、ピロリ菌に感染していないかチェックするようにしましょう。

こんな症状は要注意!ピロリ菌感染リスクチェック

□ 胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったことがある
□ 慢性胃炎といわれたことがある
□ 空腹時にみぞおちがシクシク痛む
□ 両親や祖父母で胃がん・胃潰瘍・十二指腸潰瘍になった人がいる
□ お腹がすくと気持ち悪くなる
□ 胃薬を飲んでも効果が一時的

やえ編集スタッフ
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少しでも気になることがあれば、早めに内科や胃腸科に相談しましょう!
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ゲンキのモトの編集・ライティング担当。13才と9才の男の子がいます! インスタグラムでも、日々のお弁当や大好きなスイーツなどをアップしています♪良かったら見にきてくださいね!(@mainichi_sweets_genkinomoto