子どものインフルエンザと花粉症について、小児科専門医と耳鼻咽喉科専門医の先生にお聞きしました。
石井こども・内科循環器科クリニック 院長 石井哲哉先生 小児科の専門医、内科・循環器科の専門医がそれぞれいらっしゃいます! お2人とも心暖かい素敵な先生方です★(ゲンキのモトのモトのお医者さん) |
さとう医院 院長 佐藤賢太郎先生 |
Q:普通のかぜとインフルエンザはどう違うの?
普通のかぜは発熱もそれほど高くなく、重症化することもあまりありません。
インフルエンザは、1〜5日の潜伏期間後、
- 突然38℃以上の発熱
- 咳
- ノドや関節の痛み
- 頭痛、だるさ
といった全身症状が特徴です。
石井先生
子どもの場合、重症化すると脳炎、脳症、肺炎になることもあります。
Q:インフルエンザにかかってしまったら?
インフルエンザが疑われるときは、早めに医療機関を受診しましょう。
検査で正しい結果がでるのは発熱後12時間以上経ってからですが、脳症は発熱して2日以内に発症することが多く、その間は特に子どもから目を離さないことが大切です。
石井先生
受診前にむやみに解熱剤を使うのは避け、きちんと処方されたお薬を飲むようにしましょう。
ただし、こんなときはすぐ病院へ!
- 10分以上つづく痙攣
- ぐったりして呼びかけに応じない
- 見えないものが見える
- 異常におびえる
- 急に怒り出す
- 突然、意味不明のことをしゃべる
インフルエンザ脳症の可能性あり!
受診後この様な症状が現れた場合も、再度病院へ行きましょう!
【ママの素朴なギモン】いつから学校、園に行っていい?
発熱してから5日が経過し、さらに解熱した後2〜3日経ってから!
お医者さんに治癒証明書を書いてもらおう!
インフルエンザ対策
- 外から帰ったら、うがい・手洗い。
- 外出先ではマスク&人ごみを避ける。
- お部屋のこまめな換気。
- 洗濯物を室内干しするなど、加湿に努める。
Q:いつから花粉症対策をしたらいい?
佐藤先生
症状がでる前に早めの対応を心がけましょう! 冬休み前に一度受診することをおすすめします。
こんな時は受診を!
- 鼻が詰まって眠れない!
- くしゃみが止まらない!
- 目がかゆい!
- 鼻水がとまらない!
Q:どんな花粉症対策がある?
お医者さんでお薬
佐藤先生
アレルギー反応を抑える飲み薬や点鼻薬があります。花粉が飛び始める前から飲みはじめると効果的です。飲む量や回数は指示を守って飲みましょう。
ホームケアで
- 洗濯物は室内に干す。
- 布団は干したら掃除機をかける。
- お部屋をこまめに掃除する。
- お外では帽子、メガネ、マスクをつける。
- 花粉の付きやすいウールの衣類は着ない。
- 家族みんな、お家に入る前に服をはたく。
- 窓やドアを開けっ放しにしない。
対策のポイント!
子どもたちをできるだけ、ウイルスや花粉に接触させないことがポイント!
なるほど。気をつけなきゃ!
この季節、汚れがいっぱいのお部屋では、空気中に浮遊するこまかいウイルスや花粉をしっかり除去してくれる空気清浄機を活用するのもオススメです!