今回MRワクチン接種に取り組んだ企業は
株式会社ディスコさん
東京都大田区にある半導体製造装置の開発製造を主とする精密加工装置メーカー。
創業1937年、広島の小さな砥石工場からスタートし、現在では海外にも複数の拠点をもつグローバル企業に成長。
「会社は従業員で成り立っている」という考えのもと、社員の福利厚生に力を入れています。
社員が生き生きと安心して働ける環境づくりを大切にしている株式会社ディスコさん。
「社員の健康を守ることは会社の責任であり、ひいては会社のリスクヘッジ、社会の貢献にも繋がる」との想いから、MRワクチン接種に会社全体で取り組まれました。
ワクチン接種レポート
▲社内の会議室が接種会場に早変わり! 出張接種に来られたナビタスクリニックのスタッフさんも、手慣れた様子で準備にかかります。
▲今回の出張接種は250名もの大規模接種! ナビタスクリニックさんの他、細部小児科クリニック・院長の細部先生が応援に駆けつけてくれました!
▲MRワクチンを過去に打つ機会が設けられなかった20〜40代の男性。企業接種では、その年代の男性に効率的に接種することができます!
社員さんの声
20代女性社員
今までは「風疹は妊娠中にかかると良くない」くらいの知識で、実際自分から接種しようとしていませんでした。
でも今回、会社でなぜ接種した方が良いか をキチンと説明されて、「これは是非しなくては!」と。
注射が苦手なので、社内でやってもらえたことで重い腰があがりました(笑)
【企業インタビュー】社員のパフォーマンスを最大限に発揮できる環境づくりを!
株式会社ディスコ 事業継続マネジメント推進リーダー 渋谷真弘さん
今回のMRワクチン接種は従業員が気持ちよく働ける環境を整えることを目的としています。
風疹は社員同士が感染し合うリスクがあり、社員が被害者だけでなく加害者にもなり得るものです。
仮に生まれてきた命が影響を受けていた場合、その親である従業員が仕事に集中出来なくなる可能性もあります。これは会社にとって大きな損失です。
事業継続の面でいうと、大規模災害発生時には衛生環境の悪化が懸念されます。
風疹をはじめとする感染症のリスクが発生した際、ワクチン接種をしておけばリスクの一つは回避できるわけです。予防接種は事業継続対策となり得るのです。
社員の安心や健康は、お客様への安定した製品やサービス提供に還元され、長い目で見れば社会貢献にも繋がっていくはずです。
また、事が起こった後に対処する費用と、起こらないように手をかける費用を比較しても、予防という方が格段に安いのも事実。
今回のMRワクチン接種は個人にとっても会社にとっても、非常に有意義であると考えています。
【ドクターインタビュー】風しんの流行を食い止めるには企業さんの協力が必要です!
医療法人社団鉄医会 理事長 久住英二先生
風疹は3年ごとに流行するとされ、防ぐためには集団免疫が必要です。人口の80〜85%に風疹抗体があれば風疹の流行を食い止めることができると言われています。
風疹予防の唯一の方法はワクチン接種ですが、20〜40代男性は過去に接種する機会が設けられなかった風疹ワクチン谷間世代。
そのため、2013年の大流行では、風疹患者1万4000人のうち男性が1万1000人、女性が3000人と、男性にかかりやすい病気となってしまいました。
働き盛りで病院に足を運ぶ時間がない方も多くおられるでしょう。企業への出張接種はそのジレンマを解消することができます。
是非、多くの企業さんに前向きにご検討いただきたいと思っています。
▲出張接種をされた久住先生、細部先生とナビタスクリニックスタッフの皆さん
これからも「ゲンキのモト」は、MRワクチン接種に取り組む企業さんとドクターを応援していきます!
渋谷さん、岩瀬さん、取材協力ありがとうございました☆
(2014年7月取材)