ゲンキのモトスタッフは、毎年乳がん検診を受けていますが、みなさんはいかがですか?
乳がん検診といえば、
- 触視診
- エコー(超音波検査)
- マンモグラフィー(乳房エックス線検査)
の3つのいずれかを受けますが、それぞれにメリット・デメリットがあるんです。
乳がん検診の種類と特徴
触視診
医師が目で乳房を観察してくぼみがないか、手で触れてしこりがないか、リンパ節が腫れていないか、乳頭から分泌物がないかなどを観察します。
しっかり指先でしこりの有無を確認したり、分泌物チェックの際、乳首を絞るようにしながら診るので、人によっては痛みを感じることも。
万が一乳がんがあった場合、ある程度の大きさにならないと発見ができない可能性もあります。
エコー(超音波検査)
超音波の専用機器で、乳房を検査します。
妊娠中や授乳中でも検査が受けられることができるのがメリットです。
医師の視触診や自己チェックでは発見できないしこりや、それが良性か悪性かといった診断ができます。
現在、乳腺密度の高い人や若い人の検診に有効か、研究が進められています。
マンモグラフィー
乳房をプラスチックの板ではさんで平たくし、専用のX線機器で撮影します。
視触診だけでは発見できないしこりや、石灰化のある小さながんを発見できます。
乳房を挟むので痛みをともなったり、乳腺もしこりと同じように白く映るので、乳腺密度が高い人、若い人の場合はわかりにくいことも。
日頃からのチェックが大事!
「じゃあ、私はエコー(超音波検査)やマンモ(X線検査)を年に1回やっているから、大丈夫!」と思い込まないで。
日頃からのチェック(視触診)がとっても大事なんです。
事実、パートナーが気づいて、がんが見つかった!というケースもあるんですよ。
「なんとなくしこりがあるような気がする」という方も、病院に行くのはコワいから…と尻込みしないで。
日々、治療方法は進化しています。
手遅れにならないよう検診をしっかりと受けてくださいね。
あてはまるものがある方は、1年に1回の乳がん検診を定期的に続けて受けるようにしましょう。
□ 60歳以上である(※1)
□ 乳がん・卵巣がんになった家族が二人以上いる(※2)
□ 出生時の体重が4,000g以上だった
□ 初潮年齢が早かった
□ 出産・授乳経験がなく、月経が停止した期間がないか、あっても短い
□ 初産が30歳以上
□ 胸部への放射線治療を受けたことがある
□ 子宮体がん・乳がんになったことがある
□ 肥満気味で、20年前と比べて体重が13kg以上増加している
□ 閉経年齢が遅い(55歳以上)
□ 女性ホルモン補充療法(HRT)を5年以上受けている
□ 乳腺症(※3)の組織診断を受けたことがある
□ 喫煙の習慣がある(※4)
(※1)乳がんになった方たちの平均年齢は57歳です。
(※2)特に40歳代以下の発病や両側の乳がんになった方がいらっしゃれば要注意です!
(※3)単に乳房の張りや痛みの症状だけで「乳腺症」と言われた方は心配いりませんが、乳房に硬いしこりや石灰化があり、手術や生検などの組織検査を受けたうえで「乳腺症」と診断された方は要注意です。
(※4)タバコは乳がんだけでなく、心筋こうそく・脳卒中や肺がんなど、もっとおそろしく致命的な病気の原因となります! 一日も早く禁煙しましょう! 家族や友人からの間接的な喫煙も危険です。
(参照:日本対がん協会HP 監修:田園調布ファミリークリニック 乳腺クリニカ 片岡明美先生)
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