薄着のシーズン到来!服から見えるお肌や体型がとても気になる季節になりました。カロリーの摂り過ぎや冷たい食べ物って太るの?太らないの?
夏はどんなものを食べるとダイエットが成功するのか、今まで5000人以上の食事を指導してきた管理栄養士の伊達友美先生に、今すぐできるキレイにやせる夏のダイエット法についてお聞きしました!
伊達 友美先生
管理栄養士
日本アンチエイジングダイエット協会理事
日本抗加齢医学会認定指導士
日本工学院八王子専門学校講師
銀座医院食事カウンセラー
Q1:カロリーを気にしているのに、なかなかやせない理由は?
A:皆さんが気にするカロリーは熱量(エネルギー)の単位のこと。「太る・やせる」を決める数値ではありません。栄養が足りないとやせにくくなります。
カロリーを気にして食事制限をすると、代謝アップに必要な栄養が不足してしまい、やせにくく太りやすい体をつくってしまいます。
私たちの体は私たちの食べたものでできています。食べ物から摂りいれた栄養素は骨や血液、肌、髪の毛、爪などをつくったり、熱エネルギーを燃焼させているのです。
やせやすい体をつくるには、代謝を上げるのに必要な栄養素をプラスしてください。栄養不足ではやせられない!
Q2:どうしたらやせるの?
A:健康的にキレイにやせるためには三大栄養素をしっかりとりましょう。ダイエットのときこそ体が必要とする、不足しがちな栄養素を含む食べ物を意識して食べるようにするといいでしょう。
ダイエットを意識して、野菜ばかり食べていたり、糖質や脂肪を抜いてしまうような食事をくり返しているとやせることもキレイになることもできないのです。健康的にキレイにやせるには三大栄養素をきちんと食べるようにしてみて下さい。
●炭水化物(体と脳を動かすエネルギー)
→「お米・いも類・パン・麺類」
●たんぱく質(体をつくる原材料)
→「お肉・魚・豆腐・卵」
●脂質(脳とホルモンをつくる材料)
→「バター・油・ナッツ」
三大栄養素が不足すると基礎代謝が下がり、冷えやむくみ、肌荒れの原因となり、やせにくい体になるので注意してください。
Q3:やせるためにこの時期どんなものを食べたらいい?
A:夏は代謝を上げてやせるチャンス! お肉を意識的に食べることがダイエットへの近道です。
特にたんぱく質の中でも、お肉は一日に手のひらに1枚分の赤身の牛肉か豚肉を食べると筋肉量を増やし、代謝もあがって肌の調子も良くなります。夏バテ知らずの健康なダイエットを目指しましょう。
また、この時期は冷たい飲み物や食べ物を食べることも多いのでは?
氷の入った冷たい飲み物はできるだけ控え、冷たいメニューを食べるときには、必ずお味噌汁やスープなど温かい汁物を加えると良いでしょう。水分補給もデトックスを促すので大切です。
夏に効果的なダイエットのコツ
●冷たい食べ物には温かいメニューを追加する
例:お寿司+みそ汁+お茶
●水分補給とデトックス
夏は炭酸水を飲むと満腹感や爽快感が得られます(500mlを1〜2本)。
ルイボスティーやマテ茶などは、抗酸化成分が多く、脂肪を調整してくれます。
●デトックス作用のあるものを意識して摂る
ブロッコリースプラウトを1日おきに摂ると良いでしょう。
●良質の油を摂る
からだにたまった体脂肪は、えごま油など「オメガ3脂肪酸」を多く含む良質な油を摂って流しだしましょう。酸化しやすいので、使い切りタイプをサラダやスープなどの料理の仕上げにかけて摂るのがおすすめです。一日の目安はティースプーン1~2杯。
●寝苦しい夏は良質の睡眠をとって体調を整えましょう
睡眠不足は食欲が増したり、便秘になりやすいので要注意!
皆さんのからだは皆さんの食べたものでできています。不調のときは何かが足りないと思いましょう。夏のデトックスダイエットを成功させるためにはカロリーや体重にとらわれないで、からだに必要な栄養を意識してしっかり摂り、体の中に悪いものを溜めないことが大切です。この夏は健康的でキレイなボディを目指しましょう!
伊達友美先生についてもっと知りたい方は!
【公式ホームページ】
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