冬はインフルエンザや鼻水など、子どもが体調を崩しやすいからママはいつも心配・・・でも、予防できることもじつは沢山あるんです!
早めの対策で、冬を元気に過ごしましょう!!
今回お話をうかがったのは・・・
ナビタスクリニック立川 久住英二先生 ・日本内科学会認定 内科認定医 ・日本血液学会認定 血液専門医 ・日本旅行医学会 認定医 ・日本臨床腫瘍学会 |
澤田こどもクリニック 澤田雅子先生 ・日本小児科学会認定小児科専門医 ・日本アレルギー学会 ・日本小児アレルギー学会 ママもホッとできる、優しい雰囲気の小児科さん☆|ゲンキのモトのお医者さん |
Q:なんでインフルエンザって怖い病気なの?
A:子どもは重症化しやすいからです!
健康な大人であれば重症化する心配はありませんが、お子さんは重症化して気管支炎、肺炎、脳症になり、後遺症や死亡リスクが高まります。
そうでなくても、脱水になれば点滴のために入院するケースも多いでしょう。抗ウイルス薬はインフルエンザ脳症を予防する効果はなく、ワクチンで予防することが大切です。
インフルエンザが重症化すると → 気管支炎、肺炎、脳症に!
だから!対策が必要!
- ワクチンで対策
予防接種をすることで、万が一かかっても重症化を防ぐことができます! - うがい手洗いで対策
小さいうちから教えれば、1〜2才の子でも出来るようになりますよ! - マスクで対策
人ごみに行くときは、病気をもらってこないようにしましょう!
Q:いつからワクチンは打てるの?
A:生後6ヶ月から接種可能ですが、免疫がしっかりつくのは1才から。
- 1才から抗体がつく 2回接種
- 12才未満の子どもは 2回接種
- 妊婦さんも打てます!! 1回接種
こんなメリットも!
妊娠中に接種することで、赤ちゃんも生後6ヶ月までインフルエンザの免疫がつきます!
久住先生
ワクチンと生活習慣の工夫で、今年もインフルエンザにかからないようにしましょう! かかってしまったら早めの受診を!!
Q:10日以上も鼻水、くしゃみが続きます…風邪ですか?
A:それは、もしかするとハウスダストが原因!
空気が乾燥しがちな冬のお部屋は、アレルゲンとなるダニの死骸や糞、カビ胞子、花粉などの、いわゆるハウスダストが舞い上がりやすく、それらが原因のアレルギーが考えられます。体調を崩すとアレルギー症状は悪化するので、冬はアレルゲン除去とともに体調管理にも気をつけましょう。
こんなシーンで鼻水くしゃみありませんか?
- タンスの衣替え
【対策】洗濯してから着ましょう - 混雑した電車の中
【対策】マスクをしましょう - エアコンの暖房
【対策】エアコンフィルターの掃除をしましょう
お部屋のどこにハウスダストが?
アレルギーの原因となるハウスダストを取り除こう!
▶掃除機を丁寧にかける
▶丸洗いできるファブリックを選ぶ
▶空気清浄機を活用する
身近なことで対策出来るんですね!
空気清浄機選びのポイント!
加湿装置内はカビ・ダニの温床になりやすい! 清潔さを重視するなら加湿装置なしを選んで!
澤田先生
冬は空気がこもりがち。お部屋の空気環境を考えましょう!!