5〜10%の子どもが小児肥満と言われ問題視されています。
なぜ太っているといけないの?
糀谷こどもクリニック 院長 小児科医の髙木優樹先生に、小児肥満についてお聞きしました。
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小児内分泌の専門家☆低身長や夜尿症の相談も!(糀谷こどもクリニック)|ゲンキのモトのお医者さん
Q:どのくらい太ったら要注意?
A:5〜6才で成長曲線を極端に超えていたら受診を!!
小児肥満は生活習慣が原因のケースがほとんど!
太っていることで、健康障害が現れている状態を「肥満症」といい、たとえ子どもであっても改善が必要な病気です。
原因として、内分泌などの病気が原因の場合と、食べ過ぎや運動不足といった生活習慣が原因の場合の2つがあります。
肥満の原因に病気が隠れていないか確かめるためにも、一度受診すると良いでしょう。
肥満度CHECK!! 母子手帳の成長曲線をチェックしよう!
【幼児】肥満度
15%〜 太り気味
20%〜 やや太り過ぎ
30%〜 太り過ぎ
【小学生】肥満度
20%〜 軽度肥満
30%〜 中等度肥満
50%〜 高度肥満
☆乳児は太っていても問題ありません。
Q:どうして太っているといけないの?
A:子どもの生活習慣病や、将来の大きな病気の原因にも!!
小児肥満の合併症に、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が挙げられます。
また、子供の頃から動脈硬化が進行するため、大人になったときに心筋梗塞や脳卒中などのリスクを高めることに。
肥満の改善年齢が遅いほど、成人肥満になる確率も高く、思春期になってからでは肥満が定着してしまうため、早期の介入が望まれます。
こんな子は要注意!
□ 食べ過ぎ
□ ジュース飲みすぎ
□ 夜遅い食事
□ 睡眠不足
□ 運動不足
□ 不規則な生活
子どもでもなる! 生活習慣病
- 糖尿病
- 高血圧
- 高脂血症
- 脂肪肝
- 睡眠時無呼吸症候群
髙木先生
子どもの肥満は幼児のうちにケアすることで、改善しやすいと言われています。気になる際は、小児科にご相談ください!