小児科

【教えてドクター】ママ一人で悩まないで! おねしょを治そう!!

ママ一人で悩まないで! おねしょを治そう!!

子どものおねしょについて、3人の先生方にお聞きしました。
ママひとりで悩まないで! ぜひ専門医に相談してください。

Q:「おねしょ」と「夜尿症」はどう違うの?

順天堂大学医学部附属練馬病院先任准教授 大友義之先生

A:「おねしょ」も「夜尿症」も、寝ているとき知らず知らずのうちにお布団のなかに「おしっこ」を漏らしてしまうことをいいます。

これは、夜眠っている間に作られるおしっこの量と、そのおしっこを溜める膀胱の大きさとのバランスがとれていないために起こります。
しかし、両者の違いとなるのはその『年齢』です。

つまり、小学校入学前の夜尿は「おねしょ」といい、入学後は「夜尿症」と呼んでいます。

5歳の段階で8割の児童が夜尿をしなくなるので、それ以降も続く場合は、基礎に重篤な病気が潜んでいないか検査をしたり、積極的な生活指導や必要に応じてお薬による治療など適切な対策をとったほうが良いと考えて「夜尿症」という病名をつけて対応しています。

Q:夜尿症にはどんな種類があるの?

A:夜尿症には、多尿型・混合型・膀胱型の3つの種類があります。それぞれに治療方法が異なり、また治療期間も異なってきます。

そのため、夜尿症の治療には、まず原因を知ってどのタイプにあてはまるかを診断し治療に臨む必要があります。

夜尿症3つのタイプ

夜尿症3つのタイプの図

Q:病院を受診する目安は?

かずえキッズクリニック院長 川上一恵先生

A:日頃診療をしていると、お子さんのおねしょについて独りで悩んでいるお母さん方を多く見受けます。お子さんの年齢が上がってくると、お友達のママにもなかなか聞きづらい話題なのでしょう。

しかし、夜尿症は医療機関で治療できる病気です。

幼児期の“おねしょ”が成長とともに自然軽快してゆく場合がほとんどに対し、小学生になっても週に半分以上おねしょをするようなら、是非一度小児科に相談しましょう。
悩んでいるのはお母さんだけでなく、お子さんも一緒なのですから。

Q:家庭での生活改善、何をすればいい?

天正堂クリニック院長 村杉寛子先生

A:夜尿症の対策でまず取り組んでいただきたいのが、家庭での生活改善です。

水分は朝から午前中にたっぷりとって、夕方からは控えめに。
寝る前の2〜3時間はてきるだけ控えます。

また夕方以降に飲む牛乳はおしっこの量を増やすので注意が必要です。
塩分の取り過ぎは、水分の過剰摂取につながりますので要注意。

他には、
からだを冷やさないことや、
寝る前にトイレに行く習慣をつけること、
規則正しい生活を送ることなどに気をつけましょう。

生活改善だけでおねしょや夜尿症が解消する場合もありますので、焦らずゆったりとした気持ちで取り組むことが大切です。

逆によかれと思ってやっていたことが実は逆効果である場合もあります。

夜中に寝ている子をわざわざ起こしてトイレに行かせてませんか?
これは「トイレおねしょ」とも呼ばれ、改善に効果はなく睡眠リズムを崩すことで悪影響にもなりかねません。

ぜひ正しい知識を持ってご家庭での改善に取り組んでいただきたいと思います。もちろんわからないことがあれば気軽に小児科に相談してみて下さい。

おねしょが気になる時は…

ママ友にもなかなか聞きづらい「おねしょ」の話。
もし誰にも打ち明けられずに不安な思いをしているなら、本やインターネットを活用してみるのもひとつの手です。

過去にゲンキのモト誌面でご紹介してきたクリニックを検索できるサイト「ゲンキのモトのお医者さん」もぜひご活用ください!
検索キーワードに「夜尿症」と入力すると、夜尿症の対応が得意な医院さんがピックアップされます。